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同じ食材でも調理法を変えてみよう

同じ食材でも、調理法が異なることで味わい、香り、歯ごたえなども様変わりします。
例えば、すき焼きです。
関東と関西では調理法も異なるようで、最初に牛肉だけを割り下でいただく地域もあれば、豆腐や白菜、春菊などの食材と一緒に最初から煮込む地域もあります。
調理法は、すき焼き専用鍋で煮る調理ですが、中には、『焼き』で提供する飲食店もあります。
極上のブランド牛の新しい味わい方でもあり、牛脂で香りをつけた鍋に、一枚のすき焼き用の牛肉を数秒焼きます。
下味として、醤油ベースの割り下がつけられています。
溶き卵に絡めて、そのままいただくのですが、煮込むのではないため、脂をしっかり舌の上で感じることができると食通から人気を集めています。
また、うなぎも同様、蒲焼き、白焼き、ひつまぶしだけでなく、う巻きやおこわなど、同じ食材でも調理法が違うだけで違った料理名になります。
カニも同じ、焼いたり蒸したり、しゃぶしゃぶにしたりできます。
カニの種類によって、適した調理があることをご存知でしょうか。
毛ガニは、甲羅にミソが詰まっているので、焼きガニが適しています。
タラバガニは肉厚の身が魅力、蒸す調理が適していますし、ズワイガニは繊細な味を堪能したり、花を開く身を楽しむために、生あるいはしゃぶしゃぶが適しています。

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